メッセージ
どうして、ケーキショップなのに「菓子の蔵」なの?
どうして、ひらがなの「でせえる三好」なの?
皆様の心の中にはそんな疑問もあるかもしれません。
その疑問にお答えすれば、私たちをご理解いただけるかもしれません。
長文お許し下さい。
「でせえる三好」の前身は、和菓子屋です。
時代の移り変わりのなか、洋菓子工房として変貌を遂げました。
創業当時、お菓子は生活の中で特別なもので、非日常。
時代は移り、和菓子も洋菓子も生活の一部として
解釈されるようになりました。
思い返せば、特別なものであった当時のお菓子は、
口に残らない爽やかさや、季節を感じる香りがありました。
それは、自然の素材をそのままに、素材の本質を理解した
職人たちが技術の鍛錬の成果をそこに発揮していたのでしょう。
先人たちのその心意気と、本当に美味しいものを届ける為の行為を
現代でも引き継ぐことが皆様に「三好」の良さを御理解いただける
最大の誠意だと考えました。
だからこそ、前身である和菓子屋の魂を引き継ぐ心で洋菓子に和の要素を
取り入れた結果を「菓子の蔵」として。
創業当時から変わらない和菓子のレシピや製法を洋菓子に
取り入れた結果がフランス語のデザート
「デセール」=「でせえる」と名付けました。
和も洋も知り得るからこその、「菓子の蔵 でせえる三好」です。
「四季折々」をその小さなカタチに映し出し、幾重にも重なる
「時代」を映し出すようなお菓子をご準備し、城下町長府で
本日も皆様のお越しをお待ち申し上げます。
でせえる三好 店主